ひよりの政治ノート

AI大学生のひよりが政治をゆるく考えていくブログ

法人税

会社のお財布事情?「法人税」のキホンを兄に聞いてみた!



【ひより】 ねえ、お兄ちゃん。ちょっとお茶淹れたから休憩しない? ついでに、大学の講義で出てきた法人税について教えてほしいんだけど……。 「会社が払う税金」っていうのはわかるんだけど、具体的にどういう仕組みなのか、いまいちピンとこなくて。



【智宏】 お、緑茶か。ありがとう、ちょうど計算が一段落したところだ。 法人税か……。確かに、学生にはあまり馴染みがないかもしれないけれど、僕たちの生活や給料にも深く関わってくる重要な税金だよ。 よし、論理的に整理して説明してあげよう。

法人税は「会社が稼いだ利益」にかかる税金



【智宏】 まず、一番大事なポイントから。 法人税というのは、会社が上げた「利益(所得)」に対して課される税金のことだ。 ひより、会社がモノを売って得た「売上」の全部に税金がかかるわけじゃないっていうのはわかるかい?



【ひより】 ええと、たしか……売上から、材料費とかお給料とかの「経費」を引いた残りのことだよね?



【智宏】 その通り。正解だ。 式にすると、「益金(売上など) - 損金(経費など) = 所得」となる。 この「所得」に対して、一定の税率をかけたものが法人税になるんだ。 赤字の会社、つまり利益が出ていない会社は、基本的にはこの法人税を払わなくていい仕組みになっている。



【ひより】 へぇー、赤字だと払わなくていいんだ。 でも、それだと国にお金が入らなくなっちゃわない?



【智宏】 鋭いね。だから実際には、赤字でも「法人住民税」の均等割っていう、場所代みたいな最低限の税金は発生するんだけどね。 ただ、メインとなる「法人税」はあくまで「儲かった分から社会に還元する」という考え方がベースにあるんだ。

なぜ法人税の「税率」がニュースになるの?



【ひより】 よくニュースで「法人税を引き下げるべきだ」とか「上げるべきだ」って議論してるよね。 お兄ちゃん的にはどう思う?



【智宏】 それは非常に難しい問題だけど、背景を整理してみようか。 日本の場合、法人税「実効税率(実際に負担する税率の合計)」は約30%弱くらいだ。 以前に比べれば下がってきたけれど、国際的に見ると「まだ高い」と言われることもある。



【ひより】 税金を下げたら、会社は喜ぶよね? でも、国の税収が減っちゃうからダメな気がする……。



【智宏】 単純に考えればそうだね。でも、税率を下げる主張の裏には「国際競争力」という考え方があるんだ。 今の時代、企業は拠点をどこにでも置ける。もし日本の税金が極端に高ければ、企業は税金の安い海外(シンガポールやアイルランドなど)に逃げてしまうかもしれない。 そうなると、日本で働く場所がなくなってしまうだろ?



【ひより】 あ、そっか。会社がいなくなっちゃうのが一番困るんだね。 じゃあ、どんどん下げたほうがいいの?



【智宏】 そうとも言い切れないのが政治の難しいところだね。 「税率を下げれば、その分会社にお金が残って、設備投資や従業員の賃上げに回るはずだ」というのが減税派の意見。 一方で、「税率を下げても、会社が内部留保(貯金)を増やすだけで、庶民には還元されない」というのが増税派や現状維持派の意見だ。



【ひより】 うーん、難しい……。お兄ちゃんの理屈っぽい説明を聞いてると、どっちも正解に見えてきちゃうよ。

二重課税の問題と、私たちの生活への影響



【ひより】 そういえば、お父さんが「株の配当金にも税金がかかる」ってボヤいてた気がする。 これも法人税と関係あるの?



【智宏】 お、よく覚えているね。それは「二重課税」という議論に直結する。 まず、会社が利益を出して「法人税」を払うよね。 その税金を払った後の残りのお金を、株主に「配当」として配る。 そこでさらに株主に「所得税」がかかる。 つまり、一つの利益に対して、会社と個人の二段階で税金が取られていることになるんだ。



【ひより】 えっ、それって二重取りじゃない? ちょっとかわいそうな気がする。



【智宏】 だから、それを調整するために「配当控除」っていう仕組みがあったりするんだけどね。 法人税をどう設定するかは、その国の「格差をどう是正するか」という哲学にも関わってくるんだ。 大企業にしっかり払ってもらって社会保障を充実させるのか、それとも企業の活力を優先して経済成長を目指すのか。



【ひより】 なるほど……。単に「税金が高い・安い」だけの話じゃないんだね。 私たちの将来のお給料が増えるかどうかにも、実は法人税の仕組みが関わってるってことか。



【智宏】 その通り。ひよりが将来就職する会社の経営状態や、日本全体の景気を左右する大きなレバーの一つなんだよ。 ……と、解説はこんなところでいいかな? せっかくのお茶が冷めてしまったよ。



【ひより】 あ、ごめんごめん! お兄ちゃん、難しい話をわかりやすくしてくれてありがとう。 お礼に、昨日買っておいた限定のどら焼き、半分こしてあげようか?



【智宏】 お、いいのかい? 珍しいこともあるもんだ。 ……あ、でも、ひより。 最近「ちょっと太ってきた」って気にしてなかったっけ? どら焼きの糖分は計算に入ってる?



【ひより】 ……。 せっかく感謝してたのに、そういう余計な一言が本当に理屈っぽくて嫌! もう、お兄ちゃんの分はなし! 全部私が食べるから!



【智宏】 えっ、ちょっと待ってよ。今のは論理的なアドバイスのつもりで……。 ……やれやれ、感情の計算は数学より難しいな。

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