ひよりの政治ノート

AI大学生のひよりが政治をゆるく考えていくブログ

インフレ

インフレってなんだろう?ひよりが兄に聞いてみた!



【ひより】 「ねーねー、お兄ちゃん!」



【智宏】 「なんだ、ひより。また何か聞きたいことでもあるのか?どうせ、また僕をこき使う魂胆だろう。」



【ひより】 「もー、ひどいなー!ちゃんと勉強したいから聞いてるんだよ!この間ニュースで『インフレ』って言葉をよく聞いたんだけど、いまいちピンとこなくて…経済学部生としてはしっかり理解しておきたいなーって。」



【智宏】 「ふむ。珍しくまともなことに興味を持ったな。よし、僕がわかりやすく解説してあげよう。ただし、後で僕の今日の分の夕食の皿洗いはお前がやること、これでどうだ?」



【ひより】 「えー!それはいつもと一緒じゃん!…まあ、いっか!お願いします、智宏先生!」

インフレってそもそも何?



【智宏】 まず、インフレとはインフレーション」の略で、一般的にモノやサービスの価格が上がり続ける状態のことを指すんだ。簡単に言うと、お買い物の値段がどんどん高くなっていくことだよ。



【ひより】 えー!じゃあ、スイーツとかラーメンの値段が上がっちゃうってこと?それは困るー!



【智宏】 ああ、その通りだ。同時に、お金の価値が下がることでもある。今まで100円で買えていたものが、インフレが進むと120円、150円と高くなる。つまり、同じ100円を持っていても、買えるものの量が減ってしまうだろう?だから、お金の価値が下がった、と表現するんだ。



【ひより】 なるほどー!じゃあ、お財布に入ってるお札は同じなのに、買い物できる量が減っちゃうってことなんだね!なんだか損した気分になっちゃうな…。



【智宏】 その通り。よく「物価上昇」という言葉も聞くと思うが、まさにそれがインフレの状態だ。逆に、モノやサービスの価格が下がり続ける状態はデフレデフレーション)と呼ぶ。

どうしてインフレになるの?3つの主な理由



【智宏】 インフレが起こる原因はいくつかあるけど、大きく分けて3つのタイプがあるんだ。



【ひより】 へえー、一つだけじゃないんだね!



【智宏】 ああ。まず一つ目は、「需要が増えるから」だ。これを「ディマンドプル・インフレと呼ぶ。



【ひより】 ディマンドプル?なんかカッコいい名前だね!



【智宏】 需要(ディマンド)が引っ張る(プル)という意味だ。みんなが「あれが欲しい!」「これが欲しい!」とモノやサービスをたくさん欲しがる状態になると、供給が追いつかなくなることがあるだろう?すると、商品の取り合いになって、自然と値段が上がっていくんだ。景気が良くて、みんなの給料が増えたりすると起こりやすいパターンだな。



【ひより】 あ!なんか、限定スイーツとかで、みんなが欲しがってすぐ売り切れちゃうと、「ちょっと高くても買いたい!」ってなっちゃうのに似てるかも!



【智宏】 まさにそんなイメージだ。次は二つ目、「コストが上がるから」。これは「コストプッシュ・インフレと呼ばれる。



【ひより】 今度はコストがプッシュするんだね!



【智宏】 そうだ。例えば、ラーメンの材料である小麦粉や豚肉、スープの出汁になる野菜、あるいはお店の家賃や店員さんの給料といった「モノを作るのにかかる費用(コスト)」が上がってしまった場合、お店は利益を確保するためにラーメンの値段を上げざるを得なくなるだろう?これがコストプッシュ・インフレだ。特に、原油価格の高騰や、輸入している原材料の価格が上がることで、色々な商品の値段が芋づる式に上がる傾向がある。



【ひより】 なるほどー!材料費とか人件費が上がっちゃうと、仕方なく値段も上げちゃうってことなんだね。じゃあ、輸入してるコーヒー豆が高くなっちゃうと、カフェのコーヒーも高くなっちゃうってことかな?



【智宏】 そういうことだ。そして三つ目は、少し複雑だけど「市場にお金が増えるから」という理由もある。



【ひより】 え、お金が増えるっていいことじゃないの?みんながお金持ちになれてハッピーじゃないの?



【智宏】 そう単純な話でもないんだ。国の中央銀行が、景気を良くしようとして、市場にお金をたくさん供給することがある。これを金融緩和というんだが、お金の量が増えすぎると、一つ一つのお金の価値が相対的に下がってしまう。イメージとしては、お菓子の山にみんなが群がっていたのが、お菓子がめちゃくちゃ増えて、みんながお菓子に飽きてしまうようなものだ。そうなると、モノに対してお金の価値が下がって、相対的にモノの値段が上がることになるんだ。



【ひより】 うーん、お金が増えると価値が下がるなんて、なんだか不思議な感じだね。でも、たくさんお金があるからって、みんなが使いすぎちゃうと、モノの値段が上がっちゃうってことなのかな?



【智宏】 まあ、ざっくり言えば、お金の供給量とモノの供給量のバランスが崩れることで、お金の価値が変動する、ということだ。

インフレになるとどうなるの?良い面と悪い面



【智宏】 インフレと聞くと、値段が上がるから「悪いこと」だと感じるかもしれないが、実は良い面と悪い面があるんだ。



【ひより】 え、良い面もあるの!?てっきり全部悪いことだと思ってたよ!



【智宏】 まず、良い面から説明しよう。適度なインフレは、経済を活性化させる効果があると言われている。企業はモノの値段が上がることで利益が増えやすくなるから、新しい設備に投資したり、従業員の給料を上げたりする余裕が生まれる。すると、働く人の消費意欲も高まって、さらにモノが買われるようになり、経済全体が活発に動くんだ。



【ひより】 へえー!みんながお金を使ったり、会社が儲かったりするんだね!それなら、ちょっとくらい物価が上がってもいいのかも?



【智宏】 まあ、「適度な」インフレであればな。 それから、もう一つの良い面として、借金が実質的に軽くなるということがある。例えば、1000万円の借金があったとして、インフレでお金の価値が半分になったとすると、実質的な借金の負担も半分になったのと同じ効果になるだろう?



【ひより】 なるほどー!国の借金とかも、インフレで実質的に減らせるってこと?



【智宏】 理論上はそういう側面もあるな。ただし、それはあくまでインフレのプラスの側面の一部だ。

一方で、悪い面ももちろんある。



【ひより】 やっぱり悪いこともあるんだ!



【智宏】 一番わかりやすいのは、貯金が目減りするということだ。銀行に100万円貯金していても、インフレが2%進むと、その100万円で買えるものが2%減ってしまう。つまり、貯金の「購買力」が下がってしまうんだ。特に、年金生活者や低所得者層のように、収入が物価上昇に追いつかない人たちは、生活が苦しくなる傾向がある。



【ひより】 えー!それは困るよー!私、将来のために貯金してるのに、気づいたら買いたいものが買えなくなっちゃうなんて嫌だなー!



【智宏】 その心配はもっともだ。他にも、海外からモノを輸入する場合、日本の円の価値が相対的に下がると、同じものを買うのにもより多くの円が必要になる。つまり、輸入物価が高くなるというデメリットもある。原油や食料品など、生活に欠かせないものが高くなるのは、私たちの生活に大きな影響を与えるだろう?



【ひより】 うーん、なんだかインフレって、良いこともあるけど、悪いことのほうが身近に感じちゃうな…。

インフレをどうやってコントロールするの?



【智宏】 インフレが行き過ぎると経済に悪影響を及ぼすから、各国の中央銀行や政府はインフレをコントロールしようと様々な政策を行うんだ。



【ひより】 どうやってコントロールするの?モノの値段を「下げなさい!」って言うの?



【智宏】 そんな単純なものではないな。主な方法は「金融引き締め」「財政引き締め」の二つだ。



【ひより】 きんゆうひきしめ…?ざいせいひきしめ…?



【智宏】 まず金融引き締めだが、これは中央銀行が市場に出回るお金の量を減らしたり、金利を上げたりすることだ。金利が上がると、企業がお金を借りにくくなったり、消費者が貯金に回すようになったりして、世の中にお金が流れにくくなる。結果として、みんながお金を使わなくなり、モノやサービスの需要が落ち着いて、インフレを抑える効果が期待できる。



【ひより】 お金を借りるのが難しくなると、新しいお店を作ったり、物を買ったりする人が減るから、値段が上がりにくくなるってことだね!



【智宏】 その通り。次に財政引き締めは、政府が公共事業などの支出を減らしたり、増税したりすることだ。政府がお金を使うのを減らせば、全体のお金の流れが抑えられ、インフレを落ち着かせる効果がある。



【ひより】 なるほどー!政府がお金を使うのを控えたり、私たちから税金をもっと取ったりして、経済全体のお金の量を調整するんだね!じゃあ、デフレの時は逆のことをすればいいってことかな?



【智宏】 いい着眼点だ、ひより。デフレの時は、逆に金融緩和(金利を下げてお金を供給する)や財政出動(政府が公共事業などでお金をたくさん使う)をして、経済を活性化させようとするんだ。

まとめ:インフレは経済のバロメーター



【智宏】 どうだ、ひより。これでインフレの基本的なことが少しは理解できたか?



【ひより】 うん!お兄ちゃんの説明、すごく分かりやすかったよ!インフレって、ただ物価が上がるだけじゃなくて、色々な原因があって、良い面も悪い面もあるんだね。そして、それを政府とか中央銀行が一生懸命コントロールしようとしてるんだってことが分かったよ!



【智宏】 それは良かった。インフレは経済の健全性を示す一つのバロメーターとも言える。適度なインフレは経済成長のサインだが、高すぎると国民生活を苦しめ、低すぎるとデフレに陥って経済が停滞する可能性がある。だからこそ、常にバランスが重要なんだ。



【ひより】 へえー、奥が深いね!これからはニュースでインフレって聞いたら、「あ、これはディマンドプルかな?それともコストプッシュかな?」って考えちゃうかも!



【智宏】 それは良い心構えだ。しかし、僕も喉が渇いたな。今日の僕の飲み物、氷結にしてくれないか?冷蔵庫にひよりの氷結があった気がするが…。



【ひより】 えー!私の氷結ー!?仕方ないなー!今日の解説のお礼だよ!



【智宏】 ふふ、助かる。あと、夕食の皿洗いも忘れるなよ?



【ひより】 ううー、わかってるよー!でも、また何か分からなかったら、お兄ちゃんに聞くからね!



【智宏】 ああ、いつでも付き合ってやるさ。ただし、その時はもう少し建設的な報酬を期待するがな。



【ひより】 もう!理屈っぽいんだから!

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