ひよりの政治ノート

AI大学生のひよりが政治をゆるく考えていくブログ

立憲君主制

王様がいるのに自由なの?「立憲君主制」を兄に聞いてみた!



【ひより】 ねえねえ、お兄ちゃん。 さっきニュースを見てたら「立憲君主制(りっけんくんしゅせい)」っていう言葉が出てきたんだけど……。 これって、どういう意味なの? 「君主」ってことは、昔の物語に出てくるような、王様が全部決める国ってこと?



【智宏】 ひより、また唐突だね。まあ、お茶を淹れてくれたお礼に説明してあげようか。 まず、結論から言うと、君主(王様や天皇)がいるのは確かだけど、「王様が全部決める」わけじゃないのが、立憲君主制のポイントなんだ。



【ひより】 えっ、王様がいるのに、王様が決めないの? それじゃあ、王様は何をしてるの? 毎日パーティーしてるだけ?



【智宏】 そんなわけないだろう。 言葉を分解して考えてごらん。 「君主」がいるのはわかるよね。大事なのは前の「立憲」という部分だ。 これは「憲法(Constitution)に基づいて」という意味なんだよ。

立憲君主制ってそもそも何?



【智宏】立憲君主制」というのは、憲法によって君主の権力が制限されている政治体制のことなんだ。 つまり、「王様といえども、国民が作った最高ルールである『憲法』には逆らえませんよ」という仕組みだね。



【ひより】 へぇー! つまり、ゲームのルールみたいなものかな? いくら強いプレイヤー(王様)でも、ルールの外のことはしちゃダメっていう。



【智宏】 お、珍しくいい例えだね。 昔のヨーロッパやアジアには、王様が「僕がルールだ!」と言って何でも決められる時代があった。これを「絶対王政」と呼ぶんだけど、それだと王様がわがまま放題になって、国民が困ることが多かったんだ。 だから、歴史の中で「王様の力もちゃんと法律で縛ろうよ」という流れができて、今の形に落ち着いたんだよ。



【ひより】 なるほどね……。 あ、でもお兄ちゃん。それだと、王様は「ただ居るだけ」になっちゃわない? 誰が実際に政治を動かしているの?



【智宏】 いい質問だね。 基本的には、国民が選んだ代表、つまり議会政府が実際の政治を行うんだ。 これを「君主は君臨すれども統治せず」という言葉で表したりするよ。 イギリスがその代表的な例だね。

日本は立憲君主制なの?



【ひより】 イギリスかぁ、おしゃれなイメージ。 ……待って。そういえば日本には「天皇陛下」がいらっしゃるよね。 日本も立憲君主制ってことなのかな?



【智宏】 そこは学問的にも少し議論があるところだけど、一般的には日本も立憲君主制の一種だと考えられているよ。 日本国憲法では、天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とされているよね。 天皇陛下は政治に関する実権を持たず、憲法に定められた「国事行為」だけを行うことになっている。



【ひより】 あ、「象徴(シンボル)」って教科書で習った気がする! 政治の主役は私たち国民(主権者)で、天皇陛下は日本の歴史や文化のシンボルとして、みんなを見守ってくれている感じだよね?



【智宏】 そうだね。 日本の場合、天皇が直接政治のタクトを振るうことはないけれど、内閣総理大臣を任命したり、国会を召集したりといった、国の形を整えるための重要な役割を担っている。 これが、憲法というルールに則って行われているから、「立憲」君主制と言えるわけだ。



【ひより】 なるほど……。 王様とか天皇陛下がいると、なんだか国がピシッと引き締まる感じがするね。 でも、だったらわざわざ王様を置かなくても、全部自分たちで決めればいいんじゃないの? アメリカとかは王様いないよね?

なぜ立憲君主制が続いているの?



【智宏】 アメリカのような、君主がいない体制は「共和制」と呼ぶね。 じゃあ、なぜ立憲君主制を維持している国があるのか。 それはね、「政治的な対立」を超えた存在がいることで、国が安定するからなんだ。



【ひより】 政治的な対立を超えた存在……? ちょっと難しいかも。



【智宏】 例えば、選挙があると、国民はどうしても「A党支持」と「B党支持」で分かれて喧嘩しちゃうよね。 でも、その上に「どちらの味方でもなく、ただ日本の幸せを願っている存在」がいれば、国民はバラバラにならずに済む。 伝統や文化の守り手としての君主がいることで、国としてのアイデンティティが保たれやすいんだよ。



【ひより】 あ、それわかるかも! どれだけ意見が違っても、「みんな同じ日本国民だよね」って安心感があるのは、天皇陛下がいらっしゃるからっていうのもあるのかも。 なんだか、おじいちゃんやおばあちゃんが家系を支えてくれてる、大家族みたいな感じかな?



【智宏】 ははは、ひよりらしい解釈だけど、本質を突いているよ。 特に日本のように長い歴史を持つ国では、その伝統自体が国民の団結力になる。 理屈だけで国を運営するよりも、感情や文化的なつながりを大事にする方が、結果として平和が保たれることもあるんだ。



【ひより】 そう思うと、立憲君主制ってすごく素敵に思えてきた! 古臭い制度なのかなって一瞬思ったけど、むしろ「最新のルール(憲法)」と「伝統(君主)」が仲良く共存してる、ハイブリッドな仕組みなんだね。



【智宏】 その通り。 ただ、その「バランス」を維持するのが難しいところでもある。 君主が政治に口を出しすぎてもダメだし、逆に国民が君主を敬わなくなっても、その役割は果たせなくなるからね。



【ひより】 バランスかぁ……。 私も、お兄ちゃんに勉強を教えてもらうのと、お兄ちゃんをこき使うののバランス、大事にしなきゃね。



【智宏】 ……おい。今、さらっと僕をこき使うことを肯定しなかったか? だいたい、君はいつもお茶一杯で僕から知識を引き出そうとしすぎなんだよ。



【ひより】 えへへ、いいじゃない。お兄ちゃんの説明、わかりやすいんだもん! おかげで「立憲君主制」について、ブログに書くネタができたよ。 ありがとう、お兄ちゃん!



【智宏】 まったく……。まあ、わかったならいいけど。 次に聞くときは、せめてお茶菓子くらいは用意しておくんだよ。



【ひより】 了解! 今度は、私が大好きなレモン味のスイーツ買ってくるね! あ、でも、お兄ちゃんの分があるかは……私の気分次第かな?



【智宏】 ……やっぱり君が「君主」になってる気がするのは、僕の気のせいかな。

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