ひよりの政治ノート

AI大学生のひよりが政治をゆるく考えていくブログ

ねじれ国会

ねじれ国会ってなんだろう?〜智宏兄のやさしい解説〜



【ひより】ねぇ、智宏兄!最近ニュースで「ねじれ国会」って言葉をよく聞くんだけど、なんだか難しそうで、いまいちピンとこないんだ。どんな状態のことなの?



【智宏】うん、ひより。いい質問だね。政治の仕組みを理解する上で、ねじれ国会というのはとても重要なキーワードだから、今日はその概念について分かりやすく説明してあげよう。



【ひより】わーい!よろしくお願いしまーす!

ねじれ国会ってどんな状態?



【智宏】まず、日本の国会は「二院制」といって、衆議院参議院の二つの議院で構成されているのは知っているよね?



【ひより】うん!それは知ってる!



【智宏】素晴らしい。じゃあ、ねじれ国会というのはね、衆議院で多数派を占める政党(与党)と、参議院で多数派を占める政党(野党)が異なっている状態のことを指すんだ。



【ひより】え、多数派が違うって、どういうこと? 同じ政党が両方で頑張るんじゃないの?



【智宏】そうだね、理想的にはそうだけど、現実にはそうならないこともあるんだ。例えば、衆議院ではA党が一番議席を持っているのに、参議院ではB党が一番議席を持っている、という状況だね。



【智宏】これは、例えるなら、車の運転手と助手席の人が、それぞれ違う目的地に行きたがっているようなものかな。運転手は「右へ行こう!」と言っているのに、助手席の人が「いや、左だ!」と主張しているような状況だと思ってもらえると、イメージしやすいんじゃないかな。



【ひより】あー!なるほど!それは確かに、目的地になかなかたどり着けないかも…!なんだか、ギスギスしちゃいそうだね。

なぜ「ねじれ」が起こるの?



【智宏】その通りだね。じゃあ、次にどうしてそんなねじれの状態が起こるのか、その理由について説明しようか。これは、衆議院と参議院の選挙の仕組みや、国民が投票するタイミングが違うから、という点が大きいんだ。



【ひより】選挙の仕組みが違うんだっけ? なんとなくそうだったような…。



【智宏】そうだね。衆議院は、内閣不信任決議などによって解散することがあり、任期は最長で4年だけど、実際にはもっと短い期間で選挙が行われることが多い。一方、参議院は解散がなく、任期は6年で、3年ごとに半数が改選されるという仕組みだ。



【智宏】この選挙のタイミングが違うという点がポイントなんだ。国民は、その時の政治状況や社会情勢、経済状況などを踏まえて投票する。だから、ある時点での衆議院選挙の結果と、その数年後に行われる参議院選挙の結果で、国民の意思、つまり「民意」が変化し、異なる政党が多数派になることがあるんだ。



【ひより】へぇ~!任期が違うのは知ってたけど、それがねじれにつながるなんて! 国民の気持ちも、コロコロ変わるもんねぇ。ちょっと前まではA党に期待してたけど、最近はB党の政策の方が良さそう、とか。



【智宏】まさにその通りだ。国民の判断が、その時々の政策課題や政府の評価によって変化する結果、ねじれが生じるんだよ。

ねじれ国会だと何が問題なの?



【智宏】さて、ねじれ国会がどんな状態か、どうして起こるのかが分かったところで、次にそれが日本の政治にどんな影響を与えるのかを見ていこう。一番大きな問題は、政府が提出する法案がなかなか成立しにくくなる、という点だね。



【ひより】うんうん、運転手と助手席の例えみたいに、意見が違うと前に進めないもんね。



【智宏】そうだ。原則として、法案は衆議院と参議院の両方で可決されて初めて法律になる。衆議院で可決されても、野党が多数を占める参議院で否決されてしまうと、その法案は原則として成立しないんだ。



【智宏】もちろん、衆議院には再議決権という強力な権限がある。参議院で否決された法案でも、衆議院で出席議員の3分の2以上の賛成があれば、再び可決することができる。だけど、この「3分の2」というハードルはとても高いから、そう簡単には使えないんだよ。



【ひより】うわぁ、それは大変だね。特に経済政策とか、早く決めたいこととかもあるのに、なかなか決まらないと困っちゃうよね。



【智宏】その通りだ。法案が通らないことで、政府の政権運営が不安定になりやすい。また、重要法案や予算案の審議が滞ったり、場合によっては成立が困難になったりするため、国の政策決定に大きな影響が出ることが問題視されるんだ。

ねじれ国会は本当に悪いの?メリットもあるの?



【ひより】ねじれ国会だと、なんか「困ったこと」が多いみたいだけど、本当に悪いことばかりなのかな?



【智宏】良い質問だね。実は、必ずしも悪いことばかりとは言えないんだ。ねじれ国会には、「政府や与党の独走を防ぐ」というメリットもあると考えられているんだよ。



【ひより】独走を防ぐ?



【智宏】そう。与党が衆参両院で多数を占めていると、政府が提出する法案が比較的スムーズに成立しやすい。それは効率的という見方もできるけど、一方で、与党の意見が通りやすくなりすぎて、反対意見や国民の多様な声が十分に反映されないまま、政策が決まってしまうリスクも出てくる。



【智宏】その点、ねじれ国会では、野党が多数を占める参議院が、政府や与党の政策に対してより厳しくチェックする機能が働くんだ。いわば、アクセルを強く踏みすぎないように、ブレーキ役がしっかり機能するようなものだね。



【ひより】なるほど!たしかに、独走しちゃうのは良くないもんね。兄がよく言ってる「多角的な視点」ってやつだ!



【智宏】そうだね。より慎重な議論が促されたり、国民の多様な意見が反映されやすくなるという側面もあるんだ。だから、ねじれ国会が良いか悪いかは、その時の政治状況や国民の価値観によっても評価が変わるものだから、一概には言えないんだよ。

日本のこれまでのねじれ国会



【智宏】日本でも過去に何度かねじれ国会を経験しているんだ。比較的最近だと、2007年から2012年頃にかけての時期が代表的だね。小泉政権の終わりから、福田政権、麻生政権、そして民主党政権へと移り変わる中で、衆議院と参議院で多数派が異なる状況が続いたんだ。



【ひより】ああ!なんとなくニュースで見たことあるかも!あの時、なんか国会がギスギスしてるなって思ったのは、ねじれ国会のせいだったんだ!



【智宏】そうだね。あの頃は、政府の重要法案が参議院で否決されたり、国会運営が難航したりする場面が多く見られた。それが政権交代の一因になったとも言われているんだ。

まとめ



【ひより】智宏兄のおかげで、ねじれ国会がどんなもので、どんな影響があるのか、すごくよく分かったよ! ありがとう! 複雑なニュースも、これでちょっとは理解できる気がする!



【智宏】どういたしまして。政治というのは複雑なシステムだから、表面的な情報だけでなく、その背景にある仕組みを理解することが大切だね。今回のねじれ国会の話も、単に「法案が通らない困った状況」と捉えるだけでなく、「政府のチェック機能」という側面もあることを理解しておくと、より多角的に物事を判断できるようになるだろう。



【ひより】うん!私ももっと勉強して、賢い大学生ブロガー目指すね! あ、そういえば、今日のおやつ、駅前に新しくできたケーキ屋さんのショートケーキにする? 智宏兄、ショートケーキ好きでしょ?



【智宏】…あぁ、いいだろう。ただし、僕のレポートが終わってからにしてくれよ。全く、君はいつも唐突だな。



【ひより】はーい!

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